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「あれ？A？」
ぐぅちゃんに付き合って食べ物巡りをしていると、トッポギの屋台からジミンが顔を出す。どうやらここがダンスサークルの模擬店らしい。
「Aが知らない男といる、、、！」
ジミンに続いてテヒョンも顔を出す。2人とも口をぽかんと開けてこちらを凝視している。
「弟のジョングクだよ。」
2人にぐぅちゃんを紹介すると、「なんだぁ〜弟かぁ〜！」って声を揃えて騒ぐ。ぐぅちゃんにも2人を紹介した。ジミンとテヒョンは興味しんしんって感じでぐぅちゃんに絡む。何歳？とか、可愛いね〜とか。人見知りのぐぅちゃんは2人の勢いにちょっと押され気味かな。
「やぁージミン！テヒョン！こっち手伝えや！」
突然、屋台の奥から叫ぶ声。この声は。
「ユンギヒョン！ごめんなさい〜！」
ジミンとテヒョンは、ヤバっ！って顔をして屋台の奥に引っ込んだ。それと入れ替わりでユンギさんが出てくる。ずっと鉄板の前にいたのか、うっすら汗が滲んでいる。
「ユンギさんもいたんですね！」
「あいつらトッポギやりたいつったくせに全員料理できねぇんだもん。手伝わされてんだよ。」
「た、大変ですね。」
なんとなく想像つく。ユンギさんに泣きついてるテヒョンとジミンが。なんだかんだユンギさんって面倒見いいよね。初見怖いけどね。
ユンギさんにもぐぅちゃんの紹介をした。「あぁ、そう。」ってそっけない返事だったけど。ぐぅちゃん怖がってないかな？って見上げたら、なぜか目をキラキラさせてユンギさんを見てた。
、、、そうだった。この子はこういう子だった。昔から、ちょっとクールそうな年上の男の人に憧れちゃうんだよね。
屋台はひっきりなしにお客さんが来てて忙しそう。ホソクはいないみたいだし。ユンギさんもすぐジミン達にヘルプで呼ばれて、また屋台の奥へ戻って行った。
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作者名：umbrella | 作成日時：2024年3月5日 18時
