想い合ってたんだってさ。 (ページ28)

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駅前に着いて、再びジミンに電話をかける。さっきまで落ち着いていた心臓が早まっていく。電話のコール音と自分の心臓の音が混ざって聞こえて、手が震える。

「もしもしA？」

電話に出たのはジミンだった。いや、ジミンのスマホに電話してるんだから当たり前なんだけど、ちょっとユンギさんが出るんじゃないかって構えてたから、ジミンが出て安心した。

「ジミン？とりあえず駅前に着いたんだけど。」

「急に呼び出してごめんね。ちょっと今日はホビヒョンが荒れててさ。今お店から出るからちょっと待ってて！」

「うん、分かった。」

電話を切ってその場で待機する。ホソク大丈夫かな？荒れてるって、そんなに飲むほどつらいことがあったの？ホソクに会う喜びも不安も忘れて、今はとにかくホソクが心配だった。

しばらく待っていると、すぐ右手の居酒屋のドアが開いた。ジミンとユンギさんに連れられてホソクも出てきた。顔は赤いけど、潰れるほどじゃないみたいで、ちゃんと歩けてるようだった。

「お待たせ。俺とジミンはまだ残るから、2つ目の住所に送ってやって。」

やっぱり私が送るのは確定なの！？
不安しかないんだけど！

「わ、私で大丈夫かな、、、？」

「ホバぁ！Aと帰んな。ちゃんと歩けるだろ？」

「、、、うん、Aと帰る。」

素直に頷いてる、かわいい。
よく見るとちょっと目も赤い。

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