想い合ってたんだってさ。 (ページ19)

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バーベキュー場に着くと、既に集まっていたメンバーに出迎えられる。ざっと見ただけでも十数人。それぞれ食材の準備をしたり、パラソルを設置したりと忙しなく動いている人たちもいれば、既にお酒を飲んで上機嫌な人もいる。

サークルのバーベキューって言ってたけど、無関係の人も多そうでちょっと安心。

あ、ホソクと仲良しの女の先輩いる、、、。
あんまり会いたくなかったけど、向こうは私の事なんて知らないだろうし気にしないでおこう。

何か手伝った方がいいかな？と、備え付けのテーブルに置いてあったビニール袋を覗くと、紙皿や割り箸が入っていたので袋を開けて出していく。すぐ近くのバーベキューコンロでは、ユンギさんが既に食材を焼き始めていた。

え、いつの間に火起こしたの？手際良すぎない？

「ユ、ユンギさん！何か飲み物持ってきますか？」

夏の暑さとコンロの熱で、額に汗をかくユンギさんに思い切って声をかけた。

「あぁー。サンキュ。コーラちょうだい。」

「分かりました！持ってきます！」

ちょっと怖かったけど、ユンギさんが思いのほか普通に返事をしてくれたからホッとした。

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