彼女はとても繊細です。【TH】

もうひとつおまけ ページ33

.








今日はテヒョン君を家に招いてご飯を食べて貰う事になりました



オンマが一度会ったあの日から家へ連れて来なさいとうるさかったのでテヒョン君に事情を説明すれば二つ返事でオッケーしてくれたのだ




オンマとご飯を作ってる最中に鳴る我が家のチャイム



ケーキを手土産に訪ねて来てくれた



オンマからの容赦ない質問も懇切丁寧に答えているテヒョン君


なんだか申し訳ない気持ちになる






早々に食べ終えて私の部屋に案内すれば扉を閉めた途端に後ろからテヒョン君の腕が私の首元に絡み付く



急に来るキュン死…

やめて欲しい…いや、やめんといて
どっちやねん
はぁ、付き合って下さい。ってもう付き合ってるんやった




「はー、緊張した。」


『す、すみません、気を使わせて。

よく喋るでしょ、うちのオンマ。』


三途の川でのノリツコッミを終えかろうじて生き返り返事をする


「うん。気さくだし話してくれるの嬉しいけど緊張はずっとしてた。」


首元に顔を埋めて来たのでくすぐったくて身を捩る


『て、適当に座ってね。』


「もう少しこのままでいる。」


『恥ずかしい…

自分ちだと余計に。』


「もっと色々したいけどこれで我慢する。」


くるりと反転させられ正面で向かい合う


『色々…』


「色々。でも今日は下にオモニムいるからしないけど。

…何？いつにも増してめちゃ見てくるじゃん(笑)」


『唇が…ツヤツヤで見惚れてました。

ぷるっぷる。こんなだったっけ？』


「ちょっといいリップクリーム最近買ったんだ。

Aとちゅーする時カサカサだと幻滅されたらヤだし。」



何と言う女子力高め男子！

私なんて未だやっすいメンタムを愛用していると言うのに

私こそ幻滅されやしないだろうか



『幻滅なんて天と地がひっくり返ってもあり得ません！

因みにどんなの使ってるの？参考までに。』


「えーっとね…

試してみる？」



返事する間も無くテヒョン君の唇が私の唇にスタンプする



『！！！！！』


「どぉ？潤った？」



『…色々…しないって言ってたから…

不意打ちは心臓に負担が…。』


「あは(笑)不意打ちダメで予告制だね。

リップクリームは今度プレゼントするから待ってて。」




予告制もそれはそれでドキドキする事まちがかないやん！！！






どちらにせよ、


彼と一緒に居ると、私の心臓は常に高鳴っている








.

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←おまけ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す