彼女はとても繊細です。【TH】

24・TH ページ24

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「ちょっと待った。

多分オレの話してるみたいだから入ってもいい？」







「テヒョン？！」
『テヒョンさん？！』








就業後、

経理課まで行きAを訪ねてみれば給湯室と聞き目の前まで行くとガウルと話す声が聞こえてきたので思わず足が止まる


すると聞き捨てならないセリフがガウルから発せられていたので堪らず途中参戦したのだが…










「とりあえず…

ガウルにはもう断ったよね？
付き合えないって。

言う必要なかったから言ってないけど、
好きな子いるからだから。
付き合えない理由。」


「え…好きな子って…もしかして…」


「君に言う必要ないから言わないけど。

オレ、今からAと話あるから。
もう話終わってたらA借りるけどいいかな？

あ、さっきAに、
オレに近づかないでって言ってたけど…

そう言うのやめて欲しい。
Aに近づく近づかない決めるのはオレ自身だから。」





ここまで言えばバツの悪そうな顔して給湯室から出ていったガウル





それを見送ってから今度はAと向かい合う




「ありがと。」


『え…』


「Aにしては頑張ってくれてたね。

応援します、って言われたらどうしようかとヒヤヒヤして聞いてたんだけど？」



『私…テヒョンさんがもしガウルさんを好きになってても…

頑張ってみようと思ったんです。

ここ最近ずっと膨らみ続ける気持ちを無視できなくなってしまって…』



「うん。ありがとう。

ねぇ、今日定時で帰れるから一緒に帰ろうって言いに来たんだ。

とりあえずここは誰が来るかわからないし会社出てどこかで少し話さない？」









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