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二人の縒りが戻るのは時間の問題かもしれない。

元彼女への私の発言は多少なりともその人にとって助け舟になっただろうし、二回はユンギ不在だったけれど流石に三回目はどうなるか分からない。

それに元彼女の態度やユンギの表情が、もうお互いまだ好きってそんな感じしかない。
あとは二人が直接顔を合わせるか否かかな、と。

そんな他人の恋愛に首を突っ込んであれこれ考えてる場合じゃない。
私も私でそろそろ恋愛に向けて、というより将来に向けて動き出した方がいいのだけれど_____


ーーー♩


完成したポッサムを切り分けて容器に入れてる時にインターホンが鳴った。
誰も来る予定はない。
つまり…


「ユンギさん、おかえりな」


「連絡するって言ったのに、なんで電話出ないんだよ!」


ドアを開けたら多少気まずそうにしながらも"ただいま"って返って来ると思ったのに、怒号だった。
電話?と首を傾げる間もなくユンギがハァと溜息を吐いて


「…ただいま、それからこれ」


茶色い紙袋を私の前に。


「、何ですか」


「開ければ分かる、けど、今はまだ開けないで」


何だそれ。
今度こそ首を傾げたのだけれど、ユンギはそれを見てないどころか爪先立ちをして私の部屋の中を覗き込む仕草をした。


「なんか良い匂いする」


小さめの口を少し開けて"良い匂い"の元を探ろうとしているらしい。
だからユンギの言う通り紙袋の中身の確認は暫く後になりそうだ。


「ポッサム作ったんです、食べます?ていうか、ユンギさんいつ帰って来たんですか?」


「さっき。ていうかポッサム?また手の込んだやつ作ったな」


お互いの返事が逆だ。
それぞれが考える話しへの関心度が違うらしい。
にしても"さっき"って。


「ちょっと休んだりしてからの方がいいんじゃないんですか?」


紙袋の中身も、ポッサムも一旦置いて斜め上の位置にあるユンギの顔に問う。
私の部屋の中を見ていた目がふと私に降りてきて、数日ぶりのその目にちょっとだけ揺れた。


「じゃあ俺が早く休めるように、早くポッサム持って来て」


'お腹空いてんの'と続けて私の肩を軽く叩いたユンギの手が当然温かくて、四日?五日?ぶりのそれが私の心の奥をくすぐった気がした。

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かむ(プロフ) - サマンサさん» 彼には平然と煽ってもらいたくてこうなりました😂 (3月27日 19時) (レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
サマンサ(プロフ) - 煽り上手なユンギ痺れます...! (3月27日 17時) (レス) @page43 id: 950212af01 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - 苺あめさん» こちらこそ目を通して頂きありがとうございますㅜㅜ少しのんびり更新ですがにはなってますが是非最後までお付き合いいただけたら嬉しいです! (3月26日 12時) (レス) id: e587d3099d (このIDを非表示/違反報告)
苺あめ(プロフ) - かむさん、ユンギのお話をありがとうございます。ユンギと隣の彼女の関係が出会ってから急激に近くなって、でも元カノも出てきたりして、この先の展開が楽しみで仕方ありません。毎回、更新を楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (3月26日 10時) (レス) @page36 id: 3780d68ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - にゃんさん» わーありがとうございます🥹そしてユンギペンさま…ご期待に添えられるかわかりませんが、良ければ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです🥹 (3月21日 9時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かむ | 作成日時:2024年3月20日 20時

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