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必ず電話してという付箋を、まるでお守りのようにカードケースの中に入れたまま一週間が経った。
この一週間、ユンギと顔を合わせる事がなかったどころか、人が出入りしている気配すらなかった。
勘違いかと思っていたらBTSファンの同期から
「今アメリカ行ってて向こうで忙しく色々やってるみたい」
という情報を小耳に挟んで納得。
私の人の気配がしないというのは当たっていた。
付箋はというと存在は忘れていないが、毎日"かける？かけない？"の繰り返しをして、どちらにも決められず"後で"という第三選択肢でここまで経ってしまったのだ。
「A、この後暇？」
退勤の準備が済んだタイミングでドユンが言った。
「うん、何にもないけど、なんで？仕事」
「いや、実は映画の舞台挨拶、友達と行く予定だったんだけどそいつが来れなくなって。チケット勿体ないし、A行かないかなと思ってさ」
その後ドユンが映画の名前を口にしたのだが、それが丁度次の休みの日に見に行こうとしていた話題のホラー映画で。
「えぇーそれ私も見ようと思ってたやつ！行く行く！」
待ったなしの返事を返した。
久しぶりに夜の予定が入った。
相手はドユンだから彼氏って訳じゃないけれども、まともな予定な上に見たかった映画、しかも舞台挨拶まで堪能できるって、良い夜の過ごし方なのでは？！
ドユンが予約していた席は真ん中寄りの前方だった。
だから舞台挨拶で錚々たる顔ぶれがスクリーンの前に現れた時、ユンギ以外の近くで見る芸能人にそりゃあもう感動した。
「あの人あんな顔小さかったんだ…」
「あと脚長いよな」
だから、ドユンと"兎に角芸能人を小声で褒めちぎる"という時間で舞台挨拶が終わり、映画が始まった。
舞台挨拶の後の映画はそれはそれはまた期待値が上がったのだが、ハードルが上がり過ぎたようで
「なんか…最後意味分かんなかった」
不完全燃焼でエンドロールを見る事になるとは。
ただ、ドユンも私の感想に頷いていたから、イマイチと思った人は他にもいるだろう。
それからトイレに向かったドユンを待つ為に、映画館を出た所の隅にあるベンチに座った。
店内のBGMがBTSの曲の前奏を流し始めたところ。
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かむ(プロフ) - サマンサさん» 彼には平然と煽ってもらいたくてこうなりました😂 (3月27日 19時) (
レス) id: 03d417d136 (このIDを非表示/違反報告)
サマンサ(プロフ) - 煽り上手なユンギ痺れます...！ (3月27日 17時) (レス) @page43 id: 950212af01 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - 苺あめさん» こちらこそ目を通して頂きありがとうございますㅜㅜ少しのんびり更新ですがにはなってますが是非最後までお付き合いいただけたら嬉しいです！ (3月26日 12時) (レス) id: e587d3099d (このIDを非表示/違反報告)
苺あめ(プロフ) - かむさん、ユンギのお話をありがとうございます。ユンギと隣の彼女の関係が出会ってから急激に近くなって、でも元カノも出てきたりして、この先の展開が楽しみで仕方ありません。毎回、更新を楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (3月26日 10時) (レス) @page36 id: 3780d68ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かむ(プロフ) - にゃんさん» わーありがとうございます🥹そしてユンギペンさま…ご期待に添えられるかわかりませんが、良ければ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです🥹 (3月21日 9時) (レス) id: 40531361f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむ
| 作成日時：2024年3月20日 20時
