-Sugar High Ⅱ-【紅一点:YG】 (ページ26)

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Aは、未だに自分の胸元に顔を埋めたままのSUGAの頭を優しく何度か撫でている。すると気持ち良さそうに目を細めるSUGAはまるで猫そのもの。

『ユンギ可愛い‥けど寝ちゃ駄目だよ。まだ撮影あるんだから。』

YG「‥寝てない、怒ってんだよ。分かってんの？」

『もう‥ごめんってば。今度からちゃんと気をつけるよ。』

YG「本当かよ、ジンヒョンも言ってただろ。Aは隙だらけだって。」

そう言ってSUGAは、自分の片膝に乗るAの腰に両腕を回す。更に胸元に顔を押し付ける体勢になり、よりAの胸の形が強調されてしまった。その光景を目の当たりにしたAは恥ずかしいのか抜け出そうと身を捩る、がSUGAがそれを許さない。

『危機感って‥ユンギが一番危ない気がするよ。』

YG「俺はいいの。じゃあジョングクはどうなるんだよ。こんなん毎日やってるじゃん。」

『ぐうは昔からの癖だし、甘えてくるの可愛いからいいの。ユンギは、なんていうか‥ダメ。』

YG「なんで。ジョングクは良くて俺は駄目なの？」

『‥ユンギはドキドキしちゃうからダメなの。(照れ)』

「、俺はお前が可愛すぎてもう駄目だわ‥(ぎゅう)」

気をよくしたのか満足気に微笑み、ようやくAを解放する。そしてAが立ち上がった際に出来たスリットの折り目もすかさず直すSUGA、分かりきった事だがAの為なら骨身を惜しまない。

ところですっかり二人のペースですが、忘れてはいないだろうか、カメラが回っているという事を。

《お二方、仲直りは出来たようですね。いやあ、良かったです。》

YG「またきたㅋㅋ白々しすぎでしょ。」

『え？‥なに、‥まさかずっと撮ってたんですか？(混乱)』

《はい、密着カメラですから。SUGAさんは気付いていたようですが‥》

YG「いやカメラ丸見えでしたよ。それよりちゃんと撮ってくれました？」

《当然です。お二人のおかげで良いものが撮れました。ARMY、特にクサムズペン皆様のご要望でしたので。》

YG「本当はあまり(Aの可愛いところは)見せたくないんですけど‥まあ虫除けと牽制になれば良いかな。」

『‥どういうこと？ユンギ知ってたの？私、何のことだか‥』

YG「焦ってるAも可愛いでしょ。」

《ㅋㅋ近々放送されますので、お楽しみに。では今度こそ本当のお別れです。残りの撮影も頑張って下さいね。それではアンニョン〜！》

『うう‥ひどい‥もうお嫁にいけない‥』

YG「俺がいるのにどこに行く気なんだよ。」

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