ep109 ページ9
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「じゃ、合計で901円で〜す」
「はい、1001円」
「100円のお返しです、今後ともご贔屓に」
「客寄せしてる」
「店内を見なよ、人っ子1人居やしない」
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ジョングクくんの会計を済ませ、
あまりにも人が居なすぎる店内を見まわす
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「今日何時まで?」
「ん?22時」
「…そか、あと15分?」
「そだよ、やっとね、やっと」
「本当にここお客さん全くこないんだね」
「こないよ、常に店長と2人きりだから」
「店長って男?」
「うん」
「…どんなやつ?」
「どんな?…別に、普通のいい人?」
「ふーん そうなんだ、気をつけて」
「え、なにを???????????」
意味不明な言葉を漏らしつつ、
なかなか帰ろうとしないジョングクくん
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「え、なに、うちバイト募集してないよ」
「違うよ、夜に男と2人きりって、危ない」
「危なくないよ、店長は孤独を生きる男だもん」
「だからこそだよ、孤独を生きる男は無敵じゃん」
「それに関しては間違いないね」
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「おい、ガキども 全部聞こえてんだよ」
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私とジョングクくんのやり取りを聞いたのか、
裏からジト目でやってきた店長
店長は齢28の若店長である。
結婚願望0でネコをこよなく愛す変な人だ。
このコンビニがこんな場所にあるのも、
ネコチャンが寄り付いてくるのが理由である。
人間の客より猫の客の方が多いコンビニだ。
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Oたく3(プロフ) - 鹿さん» コメントありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです( ; ; )♡ 更新たくさん頑張ります!ありがとうございます!!!!( ; ; )♡♡ (5月20日 11時) (レス) id: adc4b11d67 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - このお話本当に大好きです!本当に登場人物のキャラが物凄く素敵です!更新頑張ってください!応援してます! (5月20日 0時) (レス) @page9 id: 4be8dda55d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Oたく3 | 作成日時:2023年5月4日 1時