検索窓
今日:22 hit、昨日:5 hit、合計:43,475 hit

#445 ページ46

その後、目の色が変わった彼に押し倒されそうになったけれど強引に拒んで。そのまま彼の家を出た。




今日は、久しく帰っていなかった自分の家へ帰ろうと思う。今の気持ちのまま彼の元へ戻れば、また喧嘩の種を作ってしまいそうで。


一旦、ここは冷静にならないと。






元はと言えばグゥがベッドシーンなんて嬉しそうに話すから。…




あぁ、胸がすっきりしない、________







どんな過去も私は隠さず居たいだけなのに。そこまでジョングクを傷つけてしまうことになるのだろうか。


ジョングクだって、最近ジェジちゃんとの撮影に浮かれてるくせに。私だって見えない所で傷ついてる。ただ仕事だからって我慢してるのに。



本当に気持ちまで持ってかれるんじゃないかって不安で堪らない。





夜中の12時を回ってしまった。まるで何年かぶりに帰ってきたような感覚がする我が家を改めて見渡しては、溜息。



鞄をほおり投げて、そのままベッドにダイブした。


携帯を手探りで開けてみれば、着信、メッセージの通知に驚きながらも。疲れからか瞼はゆっくり降りていく。





____切ない夢を見た気がする。何の記憶だろうかと辿ってみても思い出せない、不思議な感情に陥った。




誰かも分からない人と海辺を歩いていると。ふとカメラを向けられて。照れる私を甘い言葉で責め続ける。


その人は私の大好きなスターチスの花束を持っていた。






誰だったんだろうか。目が覚めると淡い気持ちと。目から涙が数滴。



寝起きなのに、何処か清々しい気持ちだった。ただ、いつも朝起きればいるジョングクの姿がないだけで、いつも何をしていたんだろうって立ち尽くしている。





兎に角シャワーを浴びようと、お気入りだったシャンプーの匂いを嗅ぐけれど。私には物足りない。



やはり彼の家のシャンプーが馴染んでしまっている。匂いの好みからタオルの質感まで。グゥじゃないと、嫌なんだ。

#446→←#444



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
273人がお気に入り
設定タグ:ジョングク , キムテヒョン , BTS   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あんこ(プロフ) - 展開が全く読めず、ドキドキしながら読み進めています。10の公開楽しみにしております。 (2022年7月11日 21時) (レス) id: b5da8987a5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 一番好きな作品です!更新楽しみにしています! (2022年6月27日 1時) (レス) id: b3bd6e397d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 更新楽しみにしてました!何回も読んで毎日更新ないか楽しみにしています!大変だと思いますが頑張ってください。とってもおもしろいです! (2022年6月23日 13時) (レス) @page50 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:chay | 作成日時:2022年3月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。