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「…(人1)、練習させてよ」
『…練習しなくても。いつもみたいにすればいい、って!くっつかないで、っ!』
「いーやーだー。(人1)の感触を忘れない為にも、」
帰ってすぐさま、やけに甘えて来ると思えば。ラブシーンがあるだなんて。ただしたいだけの口実に聞こえつつも、やけにかしこまっては、そわそわしては落ち着きがない。
かえって別の怪しさに疑いを向けてしまう。
『待って、!ラブシーンっていっても、本当にするの?』
「なわけないよ。ただ裸で抱き合うぐらいじゃないの?初めてだから分かんないけど。そうだ、(人1)は経験してるんだし、どんな感じなのか分かるでしょ?(人1)の経験談教えてよ」
『……言わない。』
「なんで?!」
『言ったら怒るもん。…変な不安を煽ったら申し訳ないし』
「ほぉーそんな怒られるようなことしてるんだ。へぇー。なんか腹立つ。」
思わず目を泳がせて余計な事言ってしまった感満載なまま、逃げるようにキッチンへと向かうのだが、機嫌を損ねた彼は勿論簡単に逃がしてはくれない。
眉をしかめたまま。顎をぐいと引き寄せてきた。
ジョングクが名前を出してほしくない元彼に同じ事を聞かれた過去を思い出させる。
その時は彼の特性をよく知りもしないまま馬鹿正直に答えて、彼の顔がアイドルではなくなっていたその変化は私のトラウマとなった。
まだ怒られただけならいいけれど彼の心配性を悪化させる原因を作っては何度も喧嘩したから。
意地でも言えない。
『…でも過去の話だから。今はその、自分の身は自分で守ってるし』
「…うんうん。過去は変えられないもんね。…(人1)が愛した人だって俺も理解しないといけない。そうでしょ?」
『…何が言いたいの?』
「どうしてテレビであんなにヒョンと仲良いアピールしてたの?」
『アピールって、大袈s「黙っとこうと思ったけど、やっぱり無理」
あれほど見ないでって言ったのに。結局見たんだ。こうなると思ったから、あんなに忠告してたんだよ。
でもどのような経緯であろうと知ってしまったのなら。話さない訳にはいかない。
彼は勘違いしてるから。しつこいぐらい私が忠告した理由にやましい気持ちがあったんじゃないかってこと。
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あんこ(プロフ) - 展開が全く読めず、ドキドキしながら読み進めています。10の公開楽しみにしております。 (2022年7月11日 21時) (レス) id: b5da8987a5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 一番好きな作品です!更新楽しみにしています! (2022年6月27日 1時) (レス) id: b3bd6e397d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 更新楽しみにしてました!何回も読んで毎日更新ないか楽しみにしています!大変だと思いますが頑張ってください。とってもおもしろいです! (2022年6月23日 13時) (レス) @page50 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chay | 作成日時:2022年3月13日 0時