#441 ページ42
「…どうして公共の場で(人1)さんとイチャイチャしてるの？」
「…っへ？」
「とぼけないで。あんな姿見せるのって戦略？視聴率の為？それとも素？番組といえど、わざと密着させるようなゲームを選んだのはテヒョンだったよね？しかも見つめ合う度に何お互い照れてるの？」
「…」
「答え次第では今後のことを話し合わないといけなくなるよ」
「…イチャイチャしてるように見えたのなら誤解だよ。あれはバラエティーのノリでもあるし、台本にもあったんだ。ジェジを不安にさせたのなら事前に知らせておくべきだったね。」
本当に何も無いから。と泣きそうになる彼女の肩を抱いて、そっと口付けた。今日も(人1)と同じピンクのリップ。俺が唯一苦手じゃないと(人1)にだけ訴えた、あのリップから香る苺の匂いが大好きだった。
でも付けてる人が違うだけで、可愛いとさえ思っていた淡い気持ちはどう足掻いても湧いてこない。彼女は何処でこの情報を仕入れたのだろうか、
(人1)への気持ちを巡らせては堪らなく興奮してくる。
ただジェジは所詮、(人1)にはなれない。知ってるか？今の(人1)の口元は挑発的な赤い唇に変貌していたこと。
色気のある濡れた唇が、また大人になった彼女を輝かせる一方、過去を脱却した、俺色に染まった(人1)が居なくなったことへの喪失感は否めなかった。
「…っん、テヒョンもっと」
「……っ、ごめん。」
「また？！最近キスさえ、ちゃんとしてくれないよね。…あーあテヒョンよりもジョングクさんとばっかりキスしてるかも」
「…は？……なにそれ」
「台本見せたでしょ？ドラマ撮影の1カットにキスシーン多いんだもん。しかも明日はベッドシーンの撮影だし妙に落ち着かないから。テヒョンの所に来たのに」
「…そんなことわざわざ言いに来て何？嫉妬してほしいの？」
「…そうじゃないけど！(人1)さんがテヒョンを不安にさせないようにするのが続く秘訣だって教えてくれたし、それに！そろそろ」
「…ん？」
「……、なんでもない」
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あんこ(プロフ) - 展開が全く読めず、ドキドキしながら読み進めています。10の公開楽しみにしております。 (2022年7月11日 21時) (
レス) id: b5da8987a5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 一番好きな作品です！更新楽しみにしています！ (2022年6月27日 1時) (レス) id: b3bd6e397d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 更新楽しみにしてました！何回も読んで毎日更新ないか楽しみにしています！大変だと思いますが頑張ってください。とってもおもしろいです！ (2022年6月23日 13時) (レス) @page50 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chay | 作成日時：2022年3月13日 0時
