Pseudo romance#9

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勝手に頬は引き攣っていくけれど、そんなので俺が効くと思ってる？ジミン氏も策士だよね、俺の前で爆弾を落とした気でいる。


テヒョンヒョンがまだ(人1)を好きでいるから、俺との仲を引き離す手伝いでもしてるの？＿＿＿＿




俺がただ馬鹿みたいに(人1)が好きだ好きだって能天気に構えてると思ってるようだけど、(人1)と付き合った瞬間から今まで。安心しきったことなんてない、ずっとテヒョンの影に怯えていた。




何年経ってもあの頃のまま何一つ変わっていないのは、テヒョンヒョンの方だから。




そしてテヒョンヒョンの恋路に上手く利用されてるのがジェジさん。あの容姿から一目瞭然。本命にはなれないのは分かりきっていた。



惨めだよね、それでもヒョンに泣きついて。無駄に高いプライドを武器に(人1)と張り合っては敗北してさ。



(人1)の奥底にしまっていたテヒョンヒョンの気持ちを無意識に、こいつが引き出してるんだ。




これもテヒョンヒョンの策略？＿＿＿＿絶対屈しない。






テヒョンヒョンは常に一枚上手で心を擽る天才であろうと、過去の女を追いかけ回す、そんなセコい男にはなってほしくない。


一途にジェジさんを思い続けて、(人1)の心を揺らがないでくれたら、それでいいのに。



だからと言って、俺が二人の仲を指摘すれば俺から(人1)が離れていく展開になる気がするから。あえて何も知らない振りを貫き通すことにする。






「ジョングガ、…その。ホーム画面が(人1)ちゃんなのはやめておいた方がいいぞ｣




「…あ、見たの？！…ジンヒョン、妬かないで下さい」



「見えたんだよ！…生放送とかでうっかり見えたらどうするの？しかも…めちゃくちゃプライベートの写真だよね、見せてよ」




「……嫌だよ！発 情されても困るし、」



｢ぶっ！！は、発 情って？！どんな写真なんだ？！見せろ！！｣




｢あー…っ違う違う！俺の横で眠ってる(人1)が可愛すぎて撮った写真だよ、…まぁ布団で分からないけど裸だから見せたくないってだけで｢やー！！！！惚気キタコレ｣

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