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『…お疲れ様でした〜』
時間ギリギリにお店へ滑り込んだ私とマネージャー。ジョングクには言ってないけど絶対に遅刻したくなかったのには理由がある。勿論、第一は社長自身が昔から口煩く言っている、時間を守るという当たり前なことができない大人にはなるなという言葉。
これは仕事でもプライベートでも同じ、信頼が関わってくることだからと私は今でも肝に銘じている。
と、いう建前上。本音はジェジちゃんが主役の場に私が遅れてくることに対して。彼女はきっと何かしらのマウントをとってくるだろうと思ったから。
それぐらい彼女への苦手意識は芽生えている。
「…(人1)さん、一緒に飲みましょう!はい、乾杯!」
『…乾杯』
早速、本人の登場だ。その笑顔、いつまで維持できるの?____コツンとグラスを合わせて、ごくごくっと飲み干すその姿をじっと見つめていた。
大勢の人の前では(社長の前では)流石に大人しくしてるか。あの態度の違いには驚いたけれど、あの場だけで彼女の人柄を判断したり悪く思うのは私の一種の偏見かも。
歓迎会という名の親睦会でもあるし、今日がいい機会。
まだジェジちゃんに出会ったばかりだ。テヒョンが、とかジョングクが、とかそんなの置いといて。同じ仲間同士、切磋琢磨しないと、____
「(人1)さん、…ジョングクさんって可愛いですね」(ボソッ)
『…っ!………うん、そ、うだね』
「…キスだって上手だし。……、あ。ごめんなさい!今日そういうシーンの撮影があって。…それに言い難いですけどジョングクさん初対面なのに行成舌とか入れてきたんです。少しやり過ぎじゃないですか?」
『……っ、…きっと演技に熱が入ったんじゃないかな?…仕事には熱心だから』
「ふーん。そうなんですね。私の彼氏があんな身近に居るのに。やること大胆ですね〜」
落ち着いて、動揺したらした分だけ。彼女は付け上がってくる。グゥが仕事でキスしようとセッ〇スしようと、それがどんなに魅力的で無駄に舌を突っ込んできては相手を勘違いさせようとも。それは彼の演技力が素晴らしいが故のこと。
でも中には役にのめり込んでは抜け出せなくて苦しい恋愛をリアルに演じてる役者さんも多いと聞くし。彼女の言う演技ではない部分が全くないとも言いきれない。
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あんこ(プロフ) - 展開が全く読めず、ドキドキしながら読み進めています。10の公開楽しみにしております。 (2022年7月11日 21時) (レス) id: b5da8987a5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 一番好きな作品です!更新楽しみにしています! (2022年6月27日 1時) (レス) id: b3bd6e397d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 更新楽しみにしてました!何回も読んで毎日更新ないか楽しみにしています!大変だと思いますが頑張ってください。とってもおもしろいです! (2022年6月23日 13時) (レス) @page50 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chay | 作成日時:2022年3月13日 0時