#416 ページ17
『ば、場所！！かえようよ』
「あー…そうやって、また焦らすんだ」
『違うって！やっぱり、…初めては特別でしょ？』
「…そうか。うん、そうだね。」
たかがでも下着されど下着。行為を中断して、また我慢させることに申し訳なさを感じつつ。ジョングクを言いくるめて運良くこの場所から近い私の家に来る事になった。
車内でも、ジョングクは普段しないスキンシップという名のセクハラばかり。キスだけと言っては太ももを撫でてきて。「これが本当の俺だからね｣って耳元で呟いた、あの瞳にますます惹かれていく。
『…ただいまー。グゥ、！そういえば新しいパジャマが「いいから。逃げないで」
玄関の踊り場で、すぐに背後から抱きしめられた瞬間、首筋に伝う彼の舌に全身の力が抜けて座り込んでしまった。それでも彼の甘い声、吐息、ちゅっ、ちゅっ、と隈無く彼の唾液でいっぱいになった体は。気づけば下着一枚。
あれほど、見せられないと思っていたのに。隠せられないほど淫らにされては彼に見られて触られて。「綺麗だ」なんて顔を歪めて。＿＿＿＿どうでもよくなった。
余裕のない彼の表情、何よりも色っぽい。ずっと見てたい。見てるだけで興奮してくる私は変態なんだろうな。
「…目、開けて」
『…だっ、！ﾊｧ…って、開け、っられな、』
「ちゃんとっ、…俺を見て」
押し寄せる快感に目を背けては顔を隠している私に、目を開けろと言うのであれば行為をせめて中断してほしいのに。
激しくなるばかりで、彼の体に滲んだ汗が私の全身にまで伝わってくる。
それでも尚、息を整えながら彼は口にする。「俺を見て」と。
どんな隠れた意味があるか分からないけれど、とうとう隠せないように両手を拘束されて。恐る恐る目を開けると。また一段と心臓が高鳴っていく。
「…俺の事だけ考えてる？」
『……っうん。グゥのことしか、考えられないよ。今までも、…っこれからも』
ふっと笑った彼は満足したように興奮冷めやまないまま。私の体を撫でて。何度も私の体を満たし続けた。
彼のチャームポイントであるイカついタトゥーが暗闇の中で薄ら見えて。そっと掴んだまま。全身を駆け巡る悦楽に爪を立てる。
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あんこ(プロフ) - 展開が全く読めず、ドキドキしながら読み進めています。10の公開楽しみにしております。 (2022年7月11日 21時) (
レス) id: b5da8987a5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 一番好きな作品です！更新楽しみにしています！ (2022年6月27日 1時) (レス) id: b3bd6e397d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 更新楽しみにしてました！何回も読んで毎日更新ないか楽しみにしています！大変だと思いますが頑張ってください。とってもおもしろいです！ (2022年6月23日 13時) (レス) @page50 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chay | 作成日時：2022年3月13日 0時
