#401 ページ2
「(人1)さん、私はあなたを尊敬してますがこれ以上軽蔑させないで下さい。後テヒョンのこと呼び捨てはやめてほしいです。」
『はい。…わかりました。』
ヒョンは項垂れるかのように力なくソファに座り込み。(人1)が入ったおかげか、ようやく喧嘩の熱は冷めたようだった。
仲裁にこれだけの気力を使うとは思わなくて。自然と重たい沈黙が続くが。
『あ、あの、良かったら。ご飯一緒に食べませんか？、』
雰囲気を変えようと勇気をだして(人1)が気まづい二人に語りかけた。
俺としては、こんな空気感で和気あいあいとご飯を食べたくないし、こんな時だからこそ。ヒョン達は二人っきりで話し合うべきだと思う。
別れる別れないに匹敵する内容だったんだ、(人1)までも侮辱されて。俺達の仲までも影響してくる。
なんて。この二人には、さほど大きな問題ではないのかもしれないけど。
「いいんですか？…(人1)さん、私もご飯作るの手伝います」
『…あ、うん！いいの？』
「はい。テヒョンの好みは私が知ってますので、」
『…う、うん、そうだね。……っグゥお腹減ったよね？すぐ作るから待っててね』
まだ居座るつもりでいる。俺と(人1)の時間を奪ってる罪悪感はないようだ。
ヒョンはヒョンで無関心なまま。突然二人っきりになった空間で「曲どうだった？」と、今聞いてくること？
「…うん、良かったよ」
｢おっ！ならヒョン達にも聞いてもらおう！｣
俺らの前で喧嘩を見せたり、ちょっと破天荒すぎないか？本当に彼女を大切に思うなら別のやり方があると思うのに。これはヒョンのとっての日常に過ぎないのか。
｢……ジョングガって花とか飾るタイプの人間だったっけ？｣
｢ああ、それは(人1)が殺風景だからって持ってきてくれたんです。……一つ中々蕾のまま花を咲かせなくてさー。それに加えて毎日水換えたかってチェックされる｣
｢……そう、ふふっ｣
何を笑ってるの？その花瓶には残念だけどスターチスはない。俺が早々に【枯れた】なんて(人1)に嘘をついたんだ。
どこの誰かさんから貰ったものかもしれない共通の花を抱えて。綺麗だねと満足気に微笑む(人1)＿＿＿＿花に罪は無いが目に映すのも嫌になって、ゴミ箱に投げ捨てた。
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あんこ(プロフ) - 展開が全く読めず、ドキドキしながら読み進めています。10の公開楽しみにしております。 (2022年7月11日 21時) (
レス) id: b5da8987a5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 一番好きな作品です！更新楽しみにしています！ (2022年6月27日 1時) (レス) id: b3bd6e397d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 更新楽しみにしてました！何回も読んで毎日更新ないか楽しみにしています！大変だと思いますが頑張ってください。とってもおもしろいです！ (2022年6月23日 13時) (レス) @page50 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chay | 作成日時：2022年3月13日 0時
